スウェーデンのスキー場にて。
さて
1人森の中を抜けて
コースではないところへ迷い込んだ後
もと来た道に戻ってから
お昼ごはんにしようと言っていた待ち合わせ時間も近づいたのでロッジに戻ります。
ヨーランたちは
スキー場に来る時は
いつもソーセージやパンを持って来るそう。
他の人たちも持ってきたソーセージやハンバーグなんかを焼いていました。
お昼を食べて
ちょっと休憩した後
また待ち合わせ時間を決めて私はクロスカントリーのコースへ。
ヨーランとこどもたちはダウンヒルへ。
次の待ち合わせのときは
私もリフトに乗って上へ行き
おりるときはヨーランと二人三脚みたいな感じで降りてくることになっていたので
ちょっとだけ練習も(笑)
クロスカントリーコースを進みつつ
ときどき
小さな坂を何度も滑り下りて自主練していました(笑)
大きな音が近づいて来たので見上げると
警察のヘリコプター。
「何かあったのかしら?」と思って見守っていたら
どんどんこちらに近づいてきます(*_*)
写真の
ちょっと小高くなったところの雪を巻き上げながら
着陸しそうなくらいに降りてきました。
でも
着陸はせず
しばらくそこで静止した後また去っていきました。
近くに居たのは私と
写真にも写っている
犬の散歩をしていた女性だけ。
「誰かを探しているんだな」と思いました。
その後も
ヘリコプターは行ったり来たりしていて
ダウンヒルに行っているヨーランたちは大丈夫かしらと心配に。
約束の時間に
待ち合わせ場所に行って待っていると
ヨーランから電話がかかってきました。
「男の子が行方不明らしく、ヘリコプターが行ったり来たりして探していてリフトが止まってるんだ。ちょっと遅くなるけどそっちへ行ける道を見つけたから今から向かうよ!」とのこと。
その少しあとに声を掛けられて
そちらを見ると
お友達のカタリーナが立っていました。
ヨーランから
「カタリーナとアンデシュに会ったよ!」とお昼ごはんのときに聞いていたのですが
偶然カタリーナが私を見つけてくれました^^
久しぶりの再会をして話していると
カタリーナのスマホにメールが。
なんと
どうやらカタリーナのこどもたちが行方不明の男の子を発見したというのです(*_*)
「何が起こったか、後で話すから」というメールでした。
カタリーナはとても心配そうで
「(ヨーランの息子)Aはヨーランと一緒にいる?大丈夫?」と訊いてくれました。
そのあと
ヨーランも到着して
その話になりました。
どうやら男の子は朝の9時から行方不明になっていたということで
でも助け出されて病院へ搬送される前に
心臓マッサージを受けているとき
顔色が戻って来たということだったので
心配しつつも
「きっと大丈夫だったんだ」と思いました。
それからカタリーナと別れ
ヨーランと私はリフトの方へ。
リフトでは相席になったおじいさんに
「良いの履いてるね」とヴィンテージのスキー板を誉めてもらいました^^
「でもそれでおりるのは危ないから、帰りはリフトに乗って帰った方がいいと思うよ」とのこと。
どきどきしつつ頂上へ到着。
とってもきれい(>▽<)
ここにあるカフェでフィーカしました^^
標高914mだそうです。
次女のSは大きなクッキーを。
私とヨーラン、息子のSは同じパンになりました^^
クリームパン的な感じのものです。
中のクリームが日本より甘くないかわりに
パンの外側に砂糖がたくさんまぶされています。
ここで休憩して
いよいよおります。。。( ̄□ ̄;)
初心者コースでおりてくれるということで
いざ!
とってもきれい!!!
でも怖い(T▽T)
ヨーランが後ろから抱えるように支えてくれながら
滑り下りてくれているので
私は何もしなくて良いのですが
私が前ということですごく怖くて(*_*)
ぎゃーーー(><)
と言いながら下りました^^;
息子Aはそんな私たちの様子を
バックで滑り下りながら余裕で観ていますΣ(゜□゜;)
「A!気を付けてよ!」
と言う私ですが
私の方が大変な騒ぎなので説得力もなく、、、(笑;)
後半は自分で滑ってみたらいいと言われて
頑張りました(><)
あぁ怖かった!
でも
楽しかった^▽^
良い経験になりました☆
下り切ってから
ヨーランたちは最後のひと滑りをしにまたのぼっていきました。
私は少しクロスカントリーコースへ行ってから
早めに切り上げて休憩(^^♪
帰宅してからは
お寿司を作ってみんなで食べました^^
忘れていましたが
たまたまひな祭りの日だったことに気づき
「どうせなら、もっとひな祭りっぽいお寿司にすれば良かった(><)」と
少し後悔。
でも
こどもたちが好きなお寿司にしたので
喜んでもらえたし
良かったです^^
あとで知ったのですが
行方不明になった男の子は
亡くなってしまったそうです。
家族で滑っている間に
1人で道をそれて
森に入って行ってしまったよう。
もちろん森に入って滑っても良いのですが
そこには崖があったそうで
止まり切れなかったのか
見えなかったのか
頭から落ちてしまい
カタリーナのこどもたちが見つけたときにはスキーの板しか見えなかったのだそうです。。。
私たちもそのあと
長い時間いろいろ話しあいました。
「ダウンヒルで森に行くときは絶対に1人で行かないこと!」と決めました。
ヨーランは特に
親御さんたちのことを思うとやり切れなかったようで
眠れなかったそう。。。
私も
特にこどものことを思うと心が痛みます。
何時間も雪に埋もれて
寒かっただろうに、怖かっただろうにって。
自分も雪山だけでなく
いろんな場面で気を付けていかなければと改めて思わされました。
みなさんも
特に自然と向き合うときには是非気を付けてください。